区制施行前の渋谷史エピソード0。「渋谷にも茶畑があった?」

2023.2.15

面積は5012㎡。湧水池を中心に各種草花が彩る「鍋島松濤公園」が整備されたのは昭和7年のこと。その前は、佐賀藩主の鍋島家が営む茶畑「松濤園」が広がり、富ヶ谷の三田用水から水を引いていました。松濤園で生産された茶葉は、「松濤」と名づけられ、明治の東京市民に愛飲されていました。このエリアの地名も、これに由来します。