海外の人も目を丸くする、〝渋谷発〞を総ざらい。世界に誇るSHIBUYA のあれこれ集めました。
2022.12.15
渋谷には、なぜこれだけの人が世界中から集まるのか。ほかの都市にはない、この街の魅力とは何なのか。この街で生まれた世界記録から、渋谷の秘密・トリビアまで。世界に誇るさまざまなトピックスを一挙ご紹介。
渋谷には、なぜこれだけの人が世界中から集まるのか。ほかの都市にはない、この街の魅力とは何なのか。この街で生まれた世界記録から、渋谷の秘密・トリビアまで。世界に誇るさまざまなトピックスを一挙ご紹介。

伝統文化・能楽と渋谷区の知られざる深い関係。
室町いこうにつくられた能面や楽器をすべて“ 新作 ”と呼ぶほど、歴史ある能の世界。その観世流の聖地「観世能楽堂」がかつて渋谷にあった。「都会の喧騒から離れて能を楽しんでいただきたい」という構想から先代が建築した能楽堂で、銀座へ移転する際には檜舞台をそのまま移築するなど、今も渋谷時代の趣を残している。
©Photo by Stephanie Berger

568人が同時に技を決める “けん玉”世界新記録!
日本で生まれ、ここ数年はストリートカルチャーとしても人気を博す、けん玉。けんの先に玉をさすという最もスタンダードな技“とめけん”を、568人が同時 に成功させるギネス世界記録チャレンジが国立代々木競技場で行われ、見事世界新記録を樹立した。(※ギネス世界記録〈Most people catching a kendama ball on the spike〉より)

街歩きが楽しくなる渋谷にある世界的名建築。
1つが、渋谷区立松濤美術館。渋谷区松濤という文化的かつ閑静な住宅街に静かに佇む美術館が、アートを通じて住宅街と世界をつなぐ。住宅地にあるという制約から生まれた地上2階地下2階の4階層の建物は、建築家・白井晟一によるもの。極力窓を取り除き、中央の吹き抜けから光を取り入れる構造が特徴。ほかにも渋谷区には素晴らしい建築がたくさん存在している。普段から目にしている有名なあの建物から、ちょっと歩けば出合える隠れた名建築まで。街歩きが楽しくなる。
撮影:上野則宏

渋谷にできた美しいトイレが世界的名監督によって映画化!
さまざまなクリエイターを巻き込み、渋谷区の公共トイレの再設計に取り組むプロジェクト「THE TOKYO TOILET」。すでに世界から注目を集めているが、それがこのたび映画化されることに。ことの始まりは、2021年にプロジェクトオーナーの柳井康治さんから、映画監督のヴィム・ヴェンダースさんに宛てられた一枚の手紙がきっかけだった。
©Peter Lindbergh 2015

通行量は世界一!1時間で10万人が行き交う交差点。
世界中からたくさんの人が集まる観光スポットである、渋谷スクランブル交差点。渋谷駅に面した5つの通りが集まるこの交差点は、1時間あたり推定10万人もの通行人が利用する、世界で最も人の往来が激しい横断歩道としてギネス世界記録にも認定された。(※ギネス世界記録〈Busiest pedestrian crossing〉より)

世界を救うかもしれない!渋谷のマンホール撮影イベント。
区民が参加するゲーム形式で、渋谷区内の約1万個の下水道マンホール蓋の写真を3日間で撮影することに成功したイベント「マンホール聖戦 in 渋谷」。この施策が、世界中のマンホールの老朽化対策に生かせるかもしれないと注目が集まっている。(※マンホール聖戦 in 渋谷より)

世界が注目する駅前再開発のいま。
JR線、東急線、東京メトロのすべての渋谷駅に直結する高さ約230mの大規模複合施設「渋谷スクランブルスクエア」を中心に、周辺の街区でも開発が行われている。高低差のある渋谷駅の立地を生かすべくここに取り入れられたのが、“アーバン・コア”という概念だ。世界中が注目する立体的な駅前再開発は続いている。
© 荻窪 圭

渋谷から世界へ、静かに音楽を楽しむミュージックバー文化。
世界有数の音楽都市・渋谷で生まれた、静かに音楽に陶酔するミュージックバー文化。50年以上続く老舗から新店まで、国内外のレコード好きを惹き付ける。道玄坂にある「SOUND BAR HOWL」は、イギリスの雑誌「タイムアウト」でも紹介されるほど有名な文化に。